2022/11/22 20:50
こんにちは。株式会社リネンラボラトリーの多田和弘です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。ずいぶんとご無沙汰になってしまいました。
実は今のシーズンは、こちら湖東地区は一年間の中で一番忙しい時期を迎えています。
ブログが疎かになってなってしまった苦しい言い訳ではありません(笑)。
と言いますのも、
アパレルメーカーさんのリネンの製品は4月くらいから店頭に並び始めます。
逆算すると、11月~12月に生地が出来上がり、来年の1~2月くらいで縫製工場さんが生地から服へと仕立てていく。
業界でははそのようなスケジュールなんですね。
なので、今の時期は生地の生産に関わる場所はバッタバタ。
その生産の管理をするのも弊社を含め、生地メーカーの大事な大事な業務の一つ。
お客様からご注文頂いた生地が、依頼書通りの風合いで出来上がってきているか、色ブレや色ムラは無いだろうか、きちんと正しい数で出荷されているか、など、工場さんと二人三脚で行いながら。
ですので、今の時期は一日の中で湖東地域の各社を何度も行ったり来たり。
きっとどんなものでもそうだと思うのですが、日常の中で当たり前のように手にしているものであっても、その裏ではたくさんの方の手が加わり、たくさんの工程を経て、私たちの手に届けられている。
そんないろいろな事が起こっている『生産現場を見てみたい』と先日、ご贔屓にしていただいているアパレルメーカー様から連絡がありました。
ちょっとしたツアーコンダクター気取りで(笑)、機屋さんや染め屋さんをアテンドして実際の生産現場を見ていただきました。
定期的にお客様からこのような依頼を頂くので、一緒に現場を見て回ることが多いのですが、
『来てよかった!!』
と皆さま口を揃えて仰って下さいます。
やはり現場の空気というのは何とも言えないものがあります。
カッコよさ、緊張感、ドキドキ、わくわく。色々な感情が交じり合うような。
こういった場所で買い手の方と触れ合う機会があるからこそ、より一層、良い生地を企画してたくさんお仕事を工場さんにお願いしたい、そう思えます。
売り手も買い手も世間も、みんなが一緒にハッピーになる。
近江商人の『三方よし』の精神はやっぱり素敵ですね。