2022/10/12 17:07

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


めっきり秋の気配が感じられるようになり、湖東地域でもグッと冷えこむ日が多くなりました。



僕の好きな琵琶湖沿いの場所。
仕事が手が付かなくなると、、よく琵琶湖を眺めてリフレッシュをしてます(笑)。
何年も前の型の iPhone で撮ったので、画像の粗さはお許しくださいね。


先日のブログを読んでいただいた顧客さまから、

一つのご質問が寄せられました。

 

『リネン素材がメジャーになったきっかけは、いったい何だったのでしょうか?』


前回の自己紹介のBLOGと同様、顧客様からのリクエストが、僕のBLOGネタを作っていただいております(笑)。ありがとうございます。

 

何とな~くの体感では、リネンがマイナー素材からメジャー素材へなっていく流れを10年間で感じておりました。


ただ、

『なんでやろう』

と理由は自分自身、深く考えた事もなかったのです。


だからこそ、いざ質問を急に頂くと、自分自身がハッとさせられ、とても考えさせられました。

 

近くの機屋さんや、帝国繊維㈱の上司、業界歴が何十年という生地問屋さんにも


『なぜリネンが昔に比べるとメジャーになったと思いますか??』

そんな風に聞いてみました。

 

皆の共通した答え、それは

『〇ニクロが麻を取り扱い始めたから。』


僕も薄々は感じていましたが、いろいろな場所で先人達の意見を聞くと、やはり重みが違います。

 

〇ニクロが扱い始める、するとそれに追いつけ追い越せとばかりに、〇ームスなどのセレクトショップのオリジナルの商品も扱いを始めるようになる。


その結果、今まで日の目を浴びづらかったものが、徐々にメジャーな存在になっていく。

 

その流れにリネンも乗ったのではないか、というのが皆の見解でした。


一つの側面だけを切り取って見てしまうと、適正だった価格の崩壊。

ただ、もう一つの側面を見てみると、認知度アップによる市場への普及。


僕個人ではというと、リネンに携わり始めてから約10年になりますが、非常に恩恵が大きかったように感じます。


ただ、今からはどうなるかはわかりません。


温暖化による原料不足、供給不足、原材料の高騰、為替、運賃や光熱費の値上がり、そして産地の高齢化、後継者不足、、、


色々なネガティブな情報であふれています。


今までと同じことがずっと変わらず継続していける、そんな保証は無いよなぁと感じています。


新しい局面に来ている、だからこそ、この産地で、これから自分ができること。


それを今から追及して、丁寧に価値を伝えていきたい。

そんな風に思っています。


何かご質問などがありましたら、お気軽にご連絡くださいね。